十六日目 中国 昆明 飛行機の予約がない!

昨日、ワンバからネットで飛行機の予約をして準備はばっちり!と、飛行場に向かおうとしたが、上海浦東空港という駅名がない。 私の仕入れた情報では、人民広場から8元で行ける距離にあるということだったが…。 近くをうろついている人に聞いてみると、今いる上海科技館駅から三個目の駅、ワイナンルー(漢字消失)というところにあるという。 え?! そんな近いの?! でも空港のマークとか何にもないけど?! 心配になったので他にも何人か聞いてみると、みんな一様に同じ答え。 と、とりあえず行ってみるか…と、行った先に待っていたのは、マーベラス号(正確な名称は確認してません)であった。 なんとワイナンルーから空港まで、最高時速450kmくらいで走っちゃう、すごく短い列車。まだ全然新しい感じだった。本当に速くって、反対車線の列車なんか、一瞬にして通り過ぎた。中国人も白人たちもみんな、ひょおって言う声を上げていた。これはやはり、オリンピックに準備して作ったものだったりするのかしら。 いざ、飛行場について、なが〜い列を並び、チェックインカウンターのお姉さんに予約番号を見せると…なんと私の名前が載っていない!! と言われた。  それを聞いた私のショックをどのようにあらわしていいものやら。父が天津に出張というので、しめしめとこっそり家を抜け出して来たのに、また舞い戻らなければならないのか?! 一気に血の気が失せる。しかし、お姉さんが、チケットオフィスで相談してこい、その後は待たずにここに来い、と言ってくれたので、心では泣きながら指定された場所へ向かったのだった。幸い、e-longの電話番号を記載していたので、相談役の人が電話で確認してくれた。 すると、「あなたの予約はキャンセルされています」という一言。もう驚かないけどさ。確かに私は、英語で文章を書くのが面倒くさかったから、リコンファームをしなかった。たぶんなんとかなるでしょう、という安易な気持ちでいたことは確かだそれがここにきてたたられた。っていうか今までの行動見てたら全部そういうのが裏目に出ているのだが、なかなかどうしてこういう性格は治らない。再び買いますか? と聞かれたが、ネットで申し込んだ値段は55%オフの格安チケット。ここで買えば正規の値段になるのだろう、と思っていたのだが、なんと同じ物が買えた。融通聞くじゃん〜中国も! ありがとう、ありがとう!! そんな風に言いながら、搭乗したのだった。私はもう何度も、切符の購入やらを失敗しているが、なんだかんだで不条理に破棄、ということなく、代替してくれたりして、便宜を図ってくれている。そういうところは、私みたいな失敗ばかりの人間にはとても嬉しいことだ。と、言いつつも、隣の空席に、自分のキャンセル代のことがふと頭をよぎった…。

飛行機の時間は、予定より二時間くらい遅れて着いた。そこからバスで昆湖飯店に向かおうとしたが、なぜか大現楼という終点まで行ってしまった。 タクシーに何回か聞きながら、やっと知っている人を見つけて、情報通りサーチャージプラス1元の、9元で行ってもらった。

昆湖飯店のドミトリーは開いていて、すんなりと入ることが出来た。ここに来て初めて、笑顔で歓迎してもらえた。本当に些細なことだが、今まで下手すればけんか腰のように見える歓迎が多かったため、すごく感動した。ドミトリーには日本人の女性と白人の女性がいた。日本人の女性は、関西弁で、神戸から来たらしかった。すごくきれいな人で、なんでこんな人が一人旅に?! と思うような人だった。私の想像からするとバックパッカーとはどこか世捨て人のような印象があったのだが、この方は話し方も知的で日本でだってかなりできるタイプの人だと思う。しかもとても親切で友好的で、私がこの先のルートはあやふやで何も、決めていないし何もわからない、というと、時刻表を見ていろいろ教えてくれた。それから、中国のどこかで棚田が見所であり、そこに行くのが良いとか、あそこには少数民族がたくさんいておもしろいとか、まさに、これが旅の情報交換というものか…と思えるような内容を披露してくれた。しかし! 私には何も伝えるべき情報がなかったし、彼女がこれから上海へ行くというのだが当然彼女はもう何回も行っていて何も有益な情報は与えてあげることが出来ないのが悲しく、話題はすぐに途切れてしまった…。自分のコミュニケーション能力の無さにはほとほとびっくりするくらいである。私なんて誰が見たって年老いたダメパッカーにしか見えないんだろう…。


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