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十四日目 中国 上海 今後のルートが見えない 旅を反対されながら、先のルートが見えなくなっていた。このままシンガポールへ飛行機で行けたら楽だろう。そのままタイへ行き、インドへ渡るのもいいかもしれない。でも、それだと最初に決めたアジア横断はどうなってしまうのか? タイを旅の起点とする旅人は多いようだが、私は韓国から入った以上、中国をちゃんと渡り切りたい。やはりそういう思いはあった。とりあえず、今日は父がゴルフで一日暇になるので、地下鉄で人民広場へ行きワンバ(ネットカフェ)を探す。しかし、見つけられないし、人民広場という割には駅周辺はあまり賑わっているように思えなかったため、静安寺まで再び地下鉄で移動し、うろうろ探すことにした。途中、何と、「海南鶏飯」という看板を見つけた。こ、これは…!! タイかシンガポールへ行くまではお目にかかれないと思っていた、チキンライスではないか!! 私にとってチキンライスは、その昔毎日のように食べていた思い入れの強〜い料理。元々中国の南海地方から生まれたものだが、シンガポールで完成された料理だ。今回の旅でも、シンガポールへ行ってから死ぬほど食べるぞ〜と思っていたところだった。うきうきして入る。出されてきた料理は…う〜ん微妙に違う…。何しろあの粘りけの強いあまから醤油とパクチーがない。でも、このジャスミンライスの香りをかいで、少しずつでもシンガポールへ近づいているんだなあと実感した。やっぱり本物は現地に着くまでのお楽しみと言うことにしておこう。待ってろよ、マンダリンホテル…。 幸運にもなんとその上にワンバがあり、今日は一日ネットで情報を探すことにした。やはり、出発前までに精神的な旅行記ばかり読み漁って現実的なガイドブックやら何やらでしっかり勉強してこなかったことがたたられている。とにかく、昆明まで行けば、あとはベトナムまですぐのようだが、なんと電車で37時間または42時間かかるという。しかも、非常に人気のチケットらしく、硬臥はなかなか手に入らないらしい。 既に鉄道は硬臥も軟座も経験してきたが、それをさらに二泊三日の長時間とは正直しんどい。それが、飛行機だと三時間半で着くという短縮っぷり。何も、空路を使わないことにこだわる必要はないじゃないか。そうは思う。しかし、飛行機でのショートカットというのは、今まで使用していなかった分、ルートがぶつ切れとなってしまうような気がして乗り気がしない。だけど、電車で二泊三日はもっと乗り気がしない…。 「YOU、シンガポールまで行っちゃいなよ!」父親の言葉が脳裏をよぎる…。 戻る 旅行記目次 次へ |