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一日目 バクパッカーデビュー さて、出発である。想像以上に重たくなったバックパックを背負い、デイパックを前に抱える。あまりの重量感にめまいを覚える。心臓が圧迫される感じがする。果たしてこれで旅をすることができるのか。家から駅までの道のりでさえ、気が遠くなりそうなのに。やっとの思いで駅についたと思ったら、次の難関に階段が待ち受けている。決意をして上る。後ろにひっくり返りそうになる恐怖を覚えながらゆっくり上る。何かを減らさなければと考える。だけど減らしていい物が思いつかない。それどころかまだ足りないものはたくさんある。早くも泣きそうになる。ただ、上り切ったときに息は切れていなかった。ずっとジムで鍛えてきた成果がここにきて現れた。これはかなり自信になった。かすかな希望がわいてくる。気合いで持たせているだけでなければ良いが…。重さの原因はわかっている。無理して持ってきたiBookG4、3kgはある代物だ。こいつさえいなければもっと身軽になれるけど、どうしても旅先でやりたいことがあったため連れてきた。そう決めた以上は荷物が重いなどとぼやいてはいけない。 新宿から博多までのバスは順調に進む。3列シートで13000円。順調すぎて30分も前に着いた。遊び人風のガイドが、新しくできた道路を通ってきたため、予定よりずっと早くついちゃいました、とアナウンスした。時刻は午前10:30。博多の漫画喫茶に一泊なんてしなくても、そのままフェリーに乗れる時刻だった。この30分の差があったからこそ、フェリーの予約を翌日に入れるしかなかったのに…。なんて思っても仕方がない。確定した情報ではなかったのだろうし、時間を計っていたのかもしれないし。でもだったら先に、新しい道を通りますからもしかしたら早く着くかもしれませんよって言えよな…。なんて心の狭いことを思ってしまう。今後のバスの到着時刻もしくは発着時刻も変わっていくのだろうか。 戻る 旅行記目次 次へ |